Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods」を1ヶ月半くらい使ってみたので感想など。

ぼくがビッカメ神の力を借り、Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods」を手にいれたのが12月20日。
いま思い返しても、あれは奇跡のような出来事だった。
 
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あれからだいたい1ヶ月半ほど経ったので、今回は使用してみての感想などを紹介する。
結論を先に言うと、もう2016年で最高と言ってもいいくらいお気に入りなガジェットなのだけど、ただ絶賛するだけというのも違う気がするので、いいところだけでなく、贔屓目なしにイマイチなところも書いていけたらと思う。
 

いいところ

① :バッテリーを気にしなくても1日使える

 
ぼくは、このAirPodsを毎日、電車とバスの通勤時間中に使用している。
用途は音楽を聴いたり、YouTubeやAbemaTVを観たりといったところ。
それまでワイヤードのイヤホンでおこなっていたことを、そのままAirPodsに移行したという感じだ。
だが、この1ヶ月半、「バッテリーがなくて使えない!」と困ったことは、ただの一度もない。
あくまでぼくの使い方だが、2〜3日、ともすると5日くらい充電しなくても余裕で使える。
本体が小さいので、バッテリーがどのくらい持つものなのか、一抹の不安があったものの、まったくの杞憂だった。

②:コンパクトなので持ち運びがしやすい

 
AirPodsは充電ケースに入れた状態でもiPhone 7の半分以下のサイズと、非常にコンパクト。
スーツやコートのポケットにもサッと入れられ、持ち運びがかなり楽ちん。
もちろん、バッグのなかに入れても場所を取らない。
これまでbeats by dreのワイヤレスヘッドホンを持ち運んでいたのだけれど、かさばってしかたがなかった。
こんなにお手軽に持ち歩けるなんて、本当に魔法みたいだ。

③:EarPodsとほとんど変わらない音質

 
巷では賛否両論あるものの、ぼくはワイヤードのEarPodsの音質がとても好きだ。
クリアな音質ながら、適度にドンシャリで、低音もしっかり効いた音作り。
特に屋外で音楽を聴く場合には、必要十分な音質だと思っている。
今までハイエンドのイヤホンやヘッドホンをいくつも聴いてきたが、結局EarPodsに戻ってきてしまったほどだ。
 
で、このAirPodsだが、音作りはワイヤードのEarPodsとほとんど変わらない。
EarPods同様、クリアで、ドンシャリで、低音の効いた音作りになっている。
若干、中音域がEarPodsよりも前に出ている気もするが、慣れてしまえばどうってことないレベル。
Bluetoothなのにこの高音質を実現できているのは、さすがAppleといったところか。
動画を観ている時も遅延などは感じず、EarPodsと同じ感覚で使えるのは嬉しい。
もちろん、通話品質も問題なし。

④:Lightningケーブルで充電ができる

 
これはApple純正イヤホンの最大の強みだが、iPhoneのLightningケーブルで充電ができるのは大きい。
他のBluetoothイヤホンがだいたいmicro USBなのを考えると、不必要にケーブルを持ち歩かなくていいのは嬉しい。

⑤:Apple製品間の接続切り替えがスムーズ

 
どうやら、AirPodsを一度Apple製品の端末と接続すると、その情報はiCloudに保存されるようだ。
それ以降、同iCloudアカウントでログインしているApple製品間では、改めてペアリングをしなくても、ワンタッチで接続が切り替えられる。
これが地味に便利で、たとえば電車のなかでiPhoneに接続して音楽を聴き、カフェに入ったらMacBookに切り替えてコーヒーを飲みながら作業して、家ではiPadに切り替えて大きなディスプレイで動画を観る、といった一連の切り替えが、たったワンタッチでおこなえる。
しかも、完全にワイヤレス。やっぱりこれ、ほとんどマジック!

イマイチなところ

①:埃がめっちゃつく

 
次にイマイチなところだが、白いボディなので目立つだけなのか、かなり塵や埃が目につく。
特にケースの蓋の裏がひどい。
上の写真の赤い枠を拡大してもらうとわかるかと思うが、黒い点々は全部塵埃だ。
せっかく美しいデザインも、これでは魅力が半減してしまう。
最初の頃は逐一クリーニングしていたが、あまりにも塵埃がつくので、最近は面倒になって放置している。

②:ケースから取り出す時に落としがち

 
AirPodsはワイヤレスなので、よく「装着していて耳から落ちそう」という不安の声を耳にする。
ワイヤードのEarPodsが耳に合わない人なら尚更だろう。
実際、相方のぱんへいも「絶対落ちる、そして失くす」と豪語していたほどだ。
だが、ぼくはそんな方々に敢えて言いたい。
AirPodsは落ちるものではない、落とすものである、と!
 
Appleのティム・クックCEOも語っていたとおり、あくまでぼくの場合だが、AirPodsは装着中に落ちることはない。
代わりに、ケースから取り出す際、本体をつまんだ時に、つるっとすべってぽろっと落とす。
 
それもそのはずで、AirPodsは小さくて、細くて、光沢のある表面という、落とす三拍子が完全に揃っているのだ。
しかも現在でも在庫のない希少品なので、落としてしまった時のショックといったら、スマホに勝るとも劣らない。
ひやひやしながら慎重に取り扱うイヤホンというのも、なかなかシュールなものである。

③:見た目が、耳からうどん

 
最後は安定のオチで、ひとつ。
どれだけかっこつけて写真を撮っても、やっぱり耳からうどんなのだった。

総評:絶対、買い。

 
ここまで長々と書いてきたが、ぼくのなかではAirPodsは2016年で最高と言ってもいいくらいお気に入りなガジェットとなった。
ガジェットというか、もはや日常における必需品なレベルで使いやすく、洗練されていると感じる。
冗談抜きで、もうこれのない生活なんて考えられないほどだ。
ジョブズなき今のAppleでも、こんな製品が作れるということに感服せざるをえない。
唯一、デザインだけがちょっと……ではあるけれども。
 
Appleのオンラインストアでは、執筆現在(2月4日)も納期が6週間となっており、なかなか手に入らない状況が続いているが、実店舗ではたまに入荷することもあるようなので、欲しい方は店頭販売を狙うといいだろう。
ぼくも在庫が潤ってきたら、予備にもうひとつくらい買ってもいいかと思っている。
  
 

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